iPad Air2はいつまで使える？寿命とサポート終了時期を解説
iPad Air 2、未だ現役で使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 発売から年数が経過したiPad Air 2ですが、そろそろ買い替えを検討すべき時期なのか、それとももう少し使い続けられるのか、迷っている方もいるかもしれません。 今回は、iPad Air 2の寿命、サポート終了時期、そして使い続けるか買い替えるかの判断基準について、詳しく解説します。
□iPad Air2の寿命・サポート終了時期を解説
＊iPadOSアップデートの終了時期と影響
iPad Air 2は、2021年9月にリリースされたiPadOS 15を最終OSとして、それ以降のアップデートは提供されていません。
iPadOS 16へのアップデートは不可能であり、今後、iPadOS 17以降のアップデートも期待できません。
これは、アプリの互換性問題や、新しい機能の利用が不可能になることを意味します。
さらに重要なのはセキュリティアップデートです。
Appleは、古いOSに対しても、重大なセキュリティ脆弱性が発見された場合、例外的にセキュリティアップデートを提供することがありますが、これは恒久的なものではなく、いつ終了するかは予測不可能です。
そのため、セキュリティリスクの高まりは、iPad Air 2を使い続ける上で大きな懸念材料となります。
＊Appleの修理サポート終了時期と注意点
Appleは、製品の販売終了後、5年間はビンテージ製品として、一部の修理サポートを提供しています。
しかし、7年後にはオブソリート製品となり、修理サポートは完全に終了します。
iPad Air 2の販売終了時期を考慮すると、修理サポートが終了する時期も近づいていると考えられます。
修理が必要になった場合、部品の入手が困難になる可能性が高く、修理費用が高額になる、もしくは修理自体が不可能になるリスクを考慮する必要があります。
また、サードパーティによる修理サービスも存在しますが、信頼性や品質、保証の面で注意が必要です。
＊セキュリティアップデートの継続可能性とリスク
iPadOS 15のセキュリティアップデートは、Appleの判断により、いつ終了するかわかりません。
すでにアップデート提供が終了したiPadOSを搭載した機種でも、重大な脆弱性が発見された場合は例外的にアップデートが提供されるケースもあります。
しかし、これはあくまで例外的な措置であり、いつまで続くかは保証されていません。
セキュリティアップデートが終了すると、マルウェアやウイルスへの感染リスクが著しく高まります。
個人情報や機密データの漏洩、端末の機能停止といった深刻な事態につながる可能性もあるため、セキュリティリスクを常に考慮する必要があります。
＊バッテリー交換による延命の可能性と方法
バッテリーの劣化は、iPad Air 2の動作速度の低下や、使用時間の短縮といった問題を引き起こします。
バッテリー交換を行うことで、ある程度の延命効果が期待できます。
Apple Storeや正規サービスプロバイダでの交換が最も安全ですが、費用が高額になる可能性があります。
サードパーティによるバッテリー交換サービスも利用できますが、品質や保証に注意が必要です。
バッテリー交換を行う際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
バッテリー交換後も、iPad Air 2の性能は新品時とは比較にならないことを理解しておく必要があります。
□iPad Air2を使い続けるか・買い替えるかの判断基準
＊現状の性能と使用用途の確認
iPad Air 2の性能は、発売から数年経過しているため、最新のiPadと比較すると大幅に劣ります。
ブラウジングやメール、簡単なアプリの使用であれば問題なく動作するかもしれませんが、高負荷なアプリやゲームをスムーズに実行することは困難です。
現状のiPad Air 2の性能が、自分の使用用途を満たせるかどうかを慎重に検討する必要があります。
もし、動作が遅くてストレスを感じたり、必要なアプリが動作しなかったりする場合には、買い替えを検討する方が良いでしょう。
＊代替機種の検討と選び方
iPad Air 2の代替機種を選ぶ際には、予算、使用用途、必要な機能などを考慮する必要があります。
最新のiPadシリーズは、処理速度、画面解像度、バッテリー持続時間など、あらゆる面でiPad Air 2を上回っています。
予算に合わせて、iPad、iPad Air、iPad mini、iPad Proなどから最適な機種を選ぶことができます。
また、中古市場で購入することも選択肢の一つですが、状態や保証をよく確認する必要があります。
＊中古市場での購入に関する注意点
中古市場で購入する際には、端末の状態、動作確認、保証の有無などを慎重に確認する必要があります。
バッテリーの状態、傷や汚れ、機能の不具合などがないか、しっかりチェックすることが重要です。
また、購入後のトラブルを避けるためにも、信頼できる業者から購入することをお勧めします。
保証期間や返品条件なども確認し、安心して購入できる環境を選ぶことが大切です。
□まとめ
iPad Air 2は、発売から年数が経過しているため、最新のOSやアプリへの対応、修理サポート、セキュリティアップデートの面で、限界が近づいています。
使い続けることは可能ですが、セキュリティリスクや性能の低さ、修理困難性といった問題点を認識しておく必要があります。
買い替えを検討する際には、自身の使用用途、予算、必要な機能などを考慮し、最適な機種を選択することが重要です。